名詞関連助詞関連】【形容詞関連】【発音関連】【接辞関連】【動詞関連】【待遇表現副詞関連文の構成リスト
助動詞関連いろいろ表記関連

文の構成(12)
ばびそあん
日 本
120
例えば、東京証券取引所と大阪証券取引所の両方 に
上場していた株式会社が、大証の方の上場を自ら辞めるといった場合に、
上場廃 止申請というのをします。
各企業のサイトに出ているこの上場廃止申請の発表文をみると、
申請の理由として、 「○○証券取引所における取引が極めて少なく、
「上場廃止による株主および投資家 の皆様への影響は軽微であると
判断したため。」といった類の、
「上場廃止して もデメリットが少ない」ことだけを記載した例が多数あります。
私の感覚では、 これを上場廃止申請の理由だというのは
日本語として間違っていると思います。

一方「経費節減のため」といった理由を書いた企業もありますが、
このように上場廃止すると、しないよりメリットがある旨を
書くのが正しいと思います。

樹さんの日本語教師としてのご見解はどうですか。
「デメリットが少ないことだ け」派で問題ありかなしか?
また問題なしの場合、
これでいいのだという事を説 明するコメントがなにかあれば
それもおうかがいしたいです。よろしくお願いします。
私は株式のことは全く分かりません。
また、日本語教師という立場で、文法とか文の構成とかでお答えが出来ません。
1個人としての意見です。

私も、ばびそあんさんと同意見です。
上場廃止をする理由を書くべきだと思います。
はっきり理由を述べて、
その後でフォローのためにデメリットが少ない旨書いてほしいと感じます。

上場を廃止する理由は、『うまく立ち行かなくなったから』しかないから、
書かなくても分かるだろうという気持ちかもしれませんが、
でも、理由を書いた方が潔く、しかも誠意ある態度に思えます。

ぼたん
日 本
119
中国で日本語を教えています。

「遅くなってすみません」 「教えてくれてありがとう」
この「て」は、原因、理由を表す「て」でいいんですよね?
では、どうして、「遅くなったから/ので、すみません」
「教えてくれたから/ので、ありがとう」とは言えないのですか?
逆に、「遅くなったから/ので、謝ります」とは言えても、
「遅くなって、謝ります」とはどうして言えないのでしょうか?

それから、「あなたに会えて、うれしいです」の文も、
「あなたに会えたから/ので、うれしいです」にすると、
不自然な感じがするのはどうしてでしょうか?
いくら考えてもさっぱり分かりません。教えて頂けたら幸いです。

樹さんから、次のようなお返事をいただきました。
『から/ので』の後には、動作を表す表現がきて
『て』の後には、感情・気持ちを表す表現が来るのではないでしょうか。
・・・と思っているのですが、よく吟味して下さい。

考察してみました。
遅くなって、すみません。 遅くなったから/のですみません。 ×
教えてくれて、ありがとう。 教えてくれたから/ので、ありがとう。 ×
遅くなって、謝りました。 × 遅くなったから/ので、謝りました。
教えてくれて、お礼を言いました。 × 教えてくれたから/ので、お礼を言いました。
あなたに会えて、うれしいです。 あなたに会えたから/ので、うれしいです。
木から落ちて、ケガをした。 木から落ちから/ので、ケガをした。
雪で、電車が止まった。 雪だから/なので 、電車が止まった。 ×
交通事故で、死んだ。 交通事故だから/なので、死んだ。 ×
悲しくて、泣いてしまった。 悲しかったから/ので、泣いてしまった。
(あまり自然ではない)

「て」の方が、話し手の意図に関係なく、という感じがする。
(ケガをした、電車が止まった、死んだ、泣いてしまった・・など)
感情は勝手にあふれ出てくるものだから、
感情を表す表現が来るのもそういう理由から。
(ありがとう、すまない、うれしいという気持ち・・など)

反対に、「から/ので」の方が、積極性が感じられる。
動作を表す表現が来るのも、そういう理由から。
(謝ります、お礼を言います・・など)
考察していただいて、ありがとうございました。
ぼたんさんの考察のとおりだと思います。

ぼたんさんの例文に少し追加して、私も吟味してみました。
(こういう○×△は、個人差があるものだとは思いますが・・・・。)


遅くなって、謝りました。 × 遅くなったから/ので、謝りました。
教えてくれて、お礼を言いました。 × 教えてくれたから/ので、お礼を言いました。
木から落ちて、ケガをした。 木から落ちたから/ので、ケガをした。
熱を出して、寝込んだ。 熱を出したから/ので、寝込んだ。 ×
雨降って、地固まる。 雨降ったから/ので、地固まる。 ×
遅くなって、すみません。 遅くなったから/ので、すみません。 ×
教えてくれて、ありがとう。 教えてくれたから/ので、ありがとう。 ×
あなたに会えて、うれしいです。 あなたに会えたから/ので、うれしいです。

雪で、電車が止まった。 雪だから/なので、電車が止まった。 ×
交通事故で、死んだ。 交通事故だから/なので、死んだ。 ×

暑くて、クーラーを買った。 暑いから/ので、クーラーを買った。
悲しくて、泣いてしまった。 悲しいから/ので、泣いてしまった。

静かで、ここに住みます。 × 静かだから/なので、ここに住みます。
あまりに悲惨で、死にたくなった。 あまりに悲惨だから/なので、死にたくなった。

傾向を私の言葉で表現すると、次のようになります。

『から/ので』を使う場合は、後件に意思がある。
『て』を使う場合は、
(1)前件が原因で後件が起こるのが、自然な流れである場合。
(2)後件が、感情、気持ちの発露となる場合。


桜 井
日 本
118
みんなの日本語 第9課で、「毎朝 新聞を読みますか」にたいして
「時間がありませんから、新聞を読みません。」 という例文がありますが、
「新聞は読みません。」ではいけませんか。

なお 「二つのます形の文章の関連を示すため、から でつないでいる。
S1はS2の理由である。」 という説明がなされていますが、
「時間がないから」では学習者に混乱を来すでしょうか。
なんかしっくりきません。

なお、「S2を最初にもってきて、理由をこの後に付け加えることもできる」
とも解説されていて、
例文「・・・いいえ、読みません。時間がありませんから。」
これだとあまり抵抗はないのですがなんか女性的で・・・
動詞のて形にはいってから、「いいえ、読んでる時間がありませんから」
と教えなおしたい気分です。 単なる個人的な語感の問題でしょうか。
「新聞は読みません。」というと、『他の何かは読んでいる』ととられがちです。
第9課までに、対比の『は』は、出てきていないように記憶していますが・・・。

普通形の文と丁寧形の文を較べてみると、 普通形の方がはるかに覚えやすいです。
改まった会話では、丁寧形で話せる方が良いので、 まずは丁寧形を定着させ、
それから普通形に移行した方が 結果的には、学習者さんのためになるのでは?と思います。
短くて簡単な普通形を覚えてしまうと、何も苦労して丁寧形を覚えなくても!
と思ってしまう学習者さんもいるので、 学習者さんによっては、要注意です。

「いいえ、読みません。時間がありませんから。」という言い方が、女性的かどうか、
私はほとんど気になりません。
でも、学習が進んできたら、「いいえ、読んで(い)る時間がありませんから。」
もありだ、と教えるのは、良いことだと思います。

細かいことですが、『読んでいる』と『い』がある形を、まずは指導したいと思っています。
『省略形は後から』です。

韓 国
日本語歴:4年
117
「気を紛らわす。」と「気をそらす。」とどのように意味が違いますか。
私は同じだと思いますが、それでいいですか。
「気を紛らわす。」と「気をそらす。」とでは、意味に違いがあると思います。
どういうときに使うかいろいろあると思いますが、例文を引いてみます。

「気を紛らわす。」は、何か嫌なことや心配なことがあったとき、
楽しいこととかに気持ちを向けて、心を晴れやかにするときに使います。
例:試験結果の発表が近づいて落ち着かないので、
  ビデオで好きな映画を見て、気を紛らわせています。

「気をそらす。」は、何か都合が悪くなったとき、
相手の関心を他に持っていくように仕向けるときに使います。
例:熊に出っくわしたAさんは、大声で歌って熊の気をそらし、危険を回避したそうです。

ぼたん
日 本
116
「〜ことにした」は、自分でそう決めたという時に使いますが、
「〜ことになった」は、いろいろな要因から、
自然とそういう風に決まったという意味合いですよね。

では、なぜ、結婚の報告をする時、
よく「この度、結婚することになりました」と言うんでしょうか?
なぜ、今の時代、親同士が決めたのではなく、
自分たちで決めた結婚なのに、
「〜ことになった」の方を使うんでしょうか?
親が決めていた時代の習慣の名残りなんでしょうか。
それとも、自分たちの結婚はごく自然なことなのだ
(もっと言えば、運命なのだ)ということを表しているんでしょうか。

樹さんはどう思われますか。
私見ですが、
日本人は、自分の意思を表に出さないソフトな表現を
好むのではないかと思います。

「結婚することにしました。」と自分の意思を明確に打ち出すと
聞いた人に、きつく響きます。
『自然とそうなった』という表現を使い、
たとえ自分の意思であっても、その意思をオブラートに包んだ言い方をするのが、
日本人の習性のような気がします。

しかし、これは私の思い込みかもしれないので、皆さまのご意見をお待ちします。

頑固ジジィ
 
115
年をとったせいか、最近細かいことが気になって仕方ありません。
ニュースショーなどで、アナウンサーが話題を変えるとき、
例えば、「続きまして、○○市の路上でひき逃げがありました。」
といった言い方をよく耳にします。
これは、文章としての繋がりが変だと思うのですが、
NHKでも、こんな言い方をしていました。
最近は、これでおかしくないのでしょうか。
ご意見を聞かせてください。
いえ、やはり変だと思います。
例えば、「続きまして、○○市の路上でひき逃げがあったことについてお伝えします。」
とでもすれば、違和感はなくなるでしょう。

ただこれは、できるだけ短くしたいという理由から、
テレビ局は承知で言っているような気がします。
以前は私も違和感を覚えたことがあったような気がしますが、
最近は慣れてしまって、特に気にすることなく聞き流しています。

一度テレビ局に聞いてみたいですね。

ミズキ
 
114
質問なんですが、「公園は静かなはずです。」の過去形は
「公園は静かなはずでした。」でしょうか?
個人的に「公園は静かだったはずです。」かと思ったのですが、
テキストには「静かなはずでした。」で載っていたようなのです。
どっちも合っているのか、
「静かだったはずです。」は文法的に間違っているのか迷っています。
「静かなはずでした。」は話し言葉で出てこないと思ったので、
主に書き言葉に使われているのかな?など思いました。

ちなみに「公園は静かだったはずでした。」になるとどうなんでしょう?
くどい気がしますが、使ってる気もします。

では、お時間のあるときに回答いただけると幸いです。
日本語の文法は諸説あって、
誰もが完全に納得する文法体系があるかどうかという問題になりますが、
私はこのように考えている、ということを書きますね。

両方ともあるけれど、ニュアンスが微妙に違うように思います。
「静かなはずでした。」は、確信が強く、
「静かだったはずです。」は、やや確信が弱いように思います。

使用例を考えてみました。
「公園は静かなはずでした。でも、行ってみたところ、静かではありませんでした。」
「公園は静かだったはずです。あの叫び声が聞こえなかったのですか?」

「公園は静かだったはずでした。」は、実際使っていることもあるので、
私の心情的には△、日本語指導のときは×にしています。

みわこ
日 本
113
今年の春から中国に住み始め、秋から日本語を教えている者です。
どうしても解かりません。

A「昨日、何で帰りましたか?」
B「タクシーです」
過去の事なのに、どうして、「タクシー『でした』」ではないのでしょうか?

C「あの頃、私はまだ学生でした」
これは、『でした』ですよね・・
A「昨日何で帰りましたか?」
B「タクシーで帰りました。」

A「昨日帰った交通手段は何ですか?」
B「タクシーです。」

この二組の会話がこんがらがった結果だと思います。

時制という点に関しては、次のようになると思います。
「昨日帰った交通手段は何ですか?」 ○
「昨日帰った交通手段は何でしたか?」△
      (初級学習者さんが混乱しないための回答です。)

Kenjiさんからご意見をいただきました。
       (上級学習者さんには、ぜひともここまで言及したいと思います。)

これは「です」の用法の問題(ウナギ文)で、「です」「でした」ともに使えるのではないでしょうか。
用法1 単に属性を表すときに使う
「こちらは、XX大学の 鈴木先生です」
用法2 相手の文章の動詞を繰り返さないために使う。
時制にかかわりなく非過去「です」を使うことが多い。

コンテクストによって過去「でした」も使う。
「飲み物は何にしますか?」
「わたしはビールにします」
「ぼくは焼酎です」 →用法2

■質問の用法の場合
A
B-1
B-2
B-3
「昨日、何で帰りましたか?」
「タクシーで帰りました」
「タクシーです」
「タクシーでした」


○→用法2
→用法2
例えば、遅くまで残業した翌日聞かれて
「終電に間に合わなかったのでタクシー になってしまいました」
というようなコンテクストでは ○なのではないでしょうか?

■質問C「あの頃、わたしはまだ学生でした」は用法1です。
  時をあらわ す「あの頃」に時制を合わす必要があります。

■用法2の事例:
Q
A1
A2
「ソールオリンピックのとき、何をしていましたか?」
「学生です」
「学生でした」

○→「若かったから」とか「いまの職業とは違って」のニュアンス。

Q
A1
A2
A3
「昼ごはん、なにを食べましたか?」
「ラーメンをたべました」
「わたしはカレーです。」
「わたしはお寿司でした。」



よ う
中 国
日本語歴:2年
112
最近友達は日本語を勉強し始めます、この質問は問われました。
「この傘は鈴木さんのですか。」と「これは鈴木さんの傘ですか。」は
どちらが正しいですか。

これについて、ただ「前者は言わない」と答えますが、
詳しいのはわかりません。教えていただけませんか。
「どちらも言います。」とお友達に教えてあげてくださいね。

ばびそあん
日 本
111
グーグルで「要領を得ない質問」と入れると、
掲示板のようなものに書き込まれた
「要領を得ない質問で申し訳ありませんが、教えてください。」とか
「要領 を得ない質問になっているかと思いますが、よろしくお願いします。」
といっ た、断り書きを含んだ質問文がいくつも出てきます。
しかし私が思うには、要領を得ない質問とは、
肝腎なところの意味がわからない質問という意味。
従って、「要領を得ない質問で申し訳ありませんが、教えてください。」は
意味がわからない質問に答えろという
無茶を言っているこ とになると思います。
これらは、「要領を得ない」と「要領が悪い」を
混同した結果ではないかとおもうのですが。
それとも「要領を得ない質問」は、
「わかりにくいけどどうにか意味が分かる質問」も
含まれるものなのでしょうか?
『要領を得ない』というのは、 『要点がはっきりしない』という意味だと思います。
「要領を得ない質問で申し訳ありませんが、教えてください。」 というとき、
まぁ、これは予防線なのでしょうね。
「私の聞きたいことがお分かりでしょうか?
私の質問内容が分かりにくいのじゃないかと心配しています。」
といった気持ちが込められれているんじゃないでしょうか。

しかし、これはある意味質問される側が、 失礼だと感じる場合もあるかもしれません。
「要点がはっきりしていないと思うなら、
十分推敲して要点をはっきりさせて 質問してください!」と言いたくなります。

そういう意味で、ばびそあんさんがおっしゃる、
「わかりにくいけどどうにか意味が分かる質問」も含まれていると言えるかもしれません。



戻る    進む

トップページへ!