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助動詞関連いろいろ表記関連

待遇表現(7)
どぎ
日 本
70
対面、電話での接客をしていたのですが、
最近、ホーム−ページ部門に転属になりま した。
文章でのやり取りが増え、日本語の使い方について頭を抱えています。
今回お伺いしたいのは、『致しかねます』と『できかねます』の違いです。
お客様からの要望に答えられない場合
(個人的には、できる・できないという言葉の響きが好きではないし、
耳慣れないので)、私は『致しかねます』を使います。
口頭でなら、声のトーンで
「個人的にはしてあげたいけど、規定上できないんです。
ごめんなさい。」 という、気持を込めることも可能だと思うのですが・・・
活字を見ながら考えてみる と、『致しかねます』は、
「権限があり、できるけどしない」という印象を与えてしまい、
『できかねます』は、「したいけど、私個人ではできない」という印象を
与えるのかとも思います。
ちなみに、同僚では『できかねます』を使う者もいます。

ふと思ったのですが、『承りかねます』と言う方が、響きが柔らかいですか。
私は、そもそも『〜かねます』という言われ方が好きではありません。
『〜かねます』には、意味が二通りあります。
@〜することができない。
A〜することが難しい。
私は、「ご変更は致しかねます。」と言われたら、
「あれ?ひょっとしてわずかながら可能性があるのかな?」 とAの意味かと一瞬思い、
そして、すぐ@なんだろうと思い返えすかもしれません。
あるいは、場合によっては
非常識な無理難題を、こちらが言っているような気分になるかもしれません。
『承りかねます』と言われても、私には柔らかく響きません。

私は、駄目なものは駄目だと、はっきり
「当社の規定によりご希望にそえません。」とか
「お受けできません。」とか言ってもらった方が、気分がよいように思うのですが、
このあたりになると、多分に個人の受け取り方の問題になりますね。
意見は分かれると思います。

因みに 『する』の可能形が『できる』、 『する』の謙譲語が『いたす』です。
意味の違いは、文の前後関係などによっても違ってくるでしょうが、
どぎさんがお書きになっているのもナルホドと思います。

日本語調査結果(112)]をご覧下さい。

shima
日 本
69
「〜いただきたく存じます(存じております)」は
おかしくないでしょうか?

私は医学・生物学専門の出版社で企画・編集をしております。
とは申しましても、理系出身ですし、
細かい文法(基本的な文法も、ですが)はさっぱ りわからず、
親や本から学んだ日本語の響きと感覚だけを信じて
日本語を使っております。
仕事上、敬語が多用された文面をよく使用いたしますが、
社内(同じく理系出身者がほ とんど)で、
出回っている敬語の中に時々、
私の感覚からするとおかしなものを見かけます。
文法から見ると正しいのかどうかの判断がまったくつきませんでしたので、
ぜひご意 見をいただきたく、メールをお送りした次第でございます。
ご質問の『存じます』は、『思う』の謙譲語ですね。
私は、「〜いただきたく存じます。」に違和感がありません。

私が違和感も持たない理由を考えてみましたが、
単に聞き慣れている、あるいは使い慣れているだけかもしれません。

でも、ちょっと理屈っぽくこじつけてもみます。
「嬉しく存じます。」「有り難く存じます。」
shimaさんも上記2例には、多分違和感がないのではと思います。
(それも私の思い込みかもしれませんがーー。)
形容詞を2分すると、感情形容詞と属性形容詞に別れます。
(両者の区別は、はっきりしたものではありませんし、 問題があるのですが、
今は大雑把に考えて下さい。)
『嬉しい』『有り難い』は両方とも感情形容詞です。
感情形容詞の連用形には『思います』『存じます』がつきます。
『いただく』+『たい』→『いただきたい』となります。
『たい』は形容詞活用型の助動詞ですから、
『いただきたい』は、一種の感情形容詞であるとも言えます。
だから違和感がないーーーーー。

うーーん、やはり聞き慣れているだけなんでしょうね。

日本語調査結果(111)]をご覧下さい。

ナ ミ
日 本
68
よく、目上のひとに「〜するか?〜したか?」と聞くときに、
「〜されますか?〜されましたか?」と言う人がいますが、
これは正しい言い方なのですか?
私は「〜しますか?〜しましたか?」でいいと思うのです。
「先輩お昼食べられましたか?」などと聞くと、
先輩がお昼ご飯として食べられてしまうようでなりません。
また、初めて聞いて違和感を感じたのが、
「先輩髪切られましたか?」という質問です。
これだと美容院で切られてしまったというイメージになってしまいます。
「先輩髪型変えましたね?」とかのほうが
良いと思うのですがどうなのでしょうか。
これらは本当に正しい敬語にあたるのですか?教えてください。
動詞の尊敬語には、動詞によりますが、最大3種類あります。
その3種類の1つに、受身形と同じ形というのがあります。
尊敬形(1) 尊敬形(2) 尊敬形(3)
する
食べる
切る
なさる
召し上がる
  ×
  ×
お食べになる
お切りになる
される
食べられる
切られる
尊敬形(3)は受身形と同じではありますが、立派な尊敬語です。

どんぐり
日 本
67
会社の受付をしているものです。
同僚の言葉遣いがどうも気になり、注意したいのですが、
きちんと根拠が浮かばないので悩んでます。
彼女は、お客様に「サインをいただいて下さいませ」
(お客様はお帰りの際、訪問先のサインをいただかなくてはならないのです。)
といういい方をするのです。
どちらかと申しますと、いらっしゃる方々の方が
会社的には下の立場になりますので、「いただく」という言葉を使っています。

ということで質問です。
「下さい」という命令形の言い方には、「ませ」はいらないと思うのですが・・・ 。
『下さい』は、現在は、丁寧な命令形のように使われることもありますが、
本来は『尊敬語』です。
ですから『下さいませの『ませ』にひっかかりを感じる方もあるとは思いますが、
それは好みの問題であって、ついていてもおかしくはないように思います。
むしろ、ひっかかるのは『いただく』です。
『いただく』は『もらう』の謙譲語ですから、 相手の行動に謙譲語を使うのは良くないと思います。
おっしゃる状況でしたら、「サインをもらって下さい。」でも大丈夫かなと思いますが、
「サインをもらって下さいませ。」で丁寧になります。
それでも敬意が不足しているとお感じの場合、 『もらう』の尊敬語を使って
「サインをおもらいになって下さい。」
「サインをおもらいになって下さいませ。」 とすれば敬意が増しますが、
昨今敬語が過剰だという意見もあり、それぞれの職場の雰囲気によると思います。

「サインが必要ですので、忘れないで下さい。あるいは、
「サインが必要ですので、お忘れにならないで下さい。」ではどうでしょうか。

MASU
日 本
66
通信販売の会社で、
パートタイマーとして注文の電話を受ける仕事をしています。
始めたばかりで、敬語・謙譲語の使い方に不慣れで、
言葉使いに苦労しています。
商品の注文の電話の最後に「ご注文○○がお受けしました。」
といつも言っていたのですが、上司からその言い方は変だと指摘され、
「○○が承りました。」と言うようにといわれました。
同僚の中には、「お承り致しました。」と言っている人もいて、
この言い回しはちょっと変だしくどいと思い、
また、「承る」までへりくだらなくても・・・という 気持ちがあって
あえてあっさりと「お受けしました」と言っていたのですが、
「お受 けしました」では、
言葉として変、もしくは丁寧さがたりないのでしょうか?
「お受けしました。」も「承りました。」も両方とも謙譲語です。
どう違うかといえば、「承りました。」の方が「お受けしました。」より敬意が高いということでしょう。

「お受けしました。」言われたとき、丁寧さが足りないとは、私は思いません。
しかし、こいうことは、言われた側がどう感じるかで、その感じ方には、個人差があるものです。
繰り返しますが、私は「お受けしました。」で充分敬意を感じます。

ハリケーン
日 本
65
先日私のことを、「まじめで熱心な人だ。」
と言っている人があると聞かされました。
自分では、まじめさも熱心さも普通だと思っていて、
特別な部類に入るとは思っていません。
状況によりますし、相手にもよりますが、
「あなたはまじめで熱心だ。」と言われて、嬉しくないことがあります。
なぜ嬉しくないと思うか、考えてみました。

1つには、人を誉めるときの常套句で、
何も考えずにただ無難に誉めている感じがすること。
つまり心が感じられないこと。

もう1つには、『まじめで熱心な人』というと、
融通がきかない人、面白みのない人、猪突猛進の人、
熱意のあまり周囲の迷惑に気が付かない人等の
マイナスイメージもあるからです。

こんな風に考えるのは、私が変なのでしょうか。意見を聞かせて下さい。
私もハリケーンさんのお考えに共感できる部分があります。
付け加えさせていただくとすれば、何年か前、あるいは何十年か前の日本では
『まじめで熱心』というのが本当の意味での誉め言葉だったのでしょうね。
日本人の意識が変わって、今では『まじめで熱心』と言われて、
「からかわれた。」あるいは「馬鹿にされた。」と感じる人もあるのではないでしょうか。

要するに、「あなたはまじめで熱心な人ですね。」という言葉を発した人の
人徳のようなものも関係してくるように思います。
相手が友達なのか、上司なのか等でも、多いに変わってくるでしょうけれど。

日本語調査結果(110)]をご覧下さい。

Kat
オーストラリア
日本語歴:8年半
64
「おいでください。」と目上の人に言うのは失礼ではないですか。
犬に「おいで!」と言っている人を見たことがあります。
「おいでください。」は、失礼ではありません。立派な尊敬語です。
「おいでなさい。」というと、目下の人への丁寧語になります。
犬に「おいで!」という場合は、「おいでなさい。」の省略でしょう。

チー
日 本
63
誕生した
を敬語を使っていうと 「ご誕生なさいました」、「ご誕生致しました」、
「お誕生致しました」、「お誕生 なさいました」のどれになるのでしょう?
「ご」と「お」の使い分けが特にわかりません。 よろしくお願い致します。
「『お』は和語に、『ご』は漢語につきます。」 というのが原則なのですが、
例外がたくさんあります。
『誕生』は漢語なので『ご』がつくのだと思うのですが、
必ずしもそうではありません。『お』を付ける人もあります。
私は、「ご誕生になりました。」『お誕生日』となぜか使い分けています。

『致す』は謙譲語ですので、尊敬語として使うのは良くないでしょう。
結論を言いますと、 「ご誕生になりました。」が無難で、
「ご誕生なさいました。」もOKだと思います。

kids
日 本
62
「ご乗車できません。」 と よく駅でアナウンスされていますが、
間違っているような気が・・
私は、「ご乗車になれません。」が正しいと思うのですが・・・・
いかがでしょうか。
「ご○○できません。」は、「ご案内できません。」「ご紹介できません。」のように
謙譲表現で使うのが本来のように思います。
尊敬表現の場合は、おっしゃるとおり「ご乗車になれません。」 の方が良いと思います。

ただ、私はいつも「ご乗車できません。」と聞いているので、
さほど、違和感を覚えなくなっています。

日本語調査結果(101)]をご覧下さい。

高 多
日 本
61
以前、携帯電話の会社で働いていており、 口座振替の用紙をお客様に送り、
記入して返送してもらう業務がありました。
その時の、隣の席の人の電話での対応が気になりました。
「……お客様からの書類が到着いたしましたので………。」
お客様が送った物に対して『いたす』と使うのはどうかと思いました。
物に謙譲語を使うのも変ですので、
これはシンプルに「到着しました。」と言うのが良いのではないかと思います。
しかし、この書類はもともとこちらから送ったものなので、
自分たちのものだと考えれば『いたす』でも正しいのでしょうか?
@ お客様の家に私達の会社の書類を送って、
それが届いたかどうか(まだ返送しても らっていない)、
「書類は到着いたしましたか?」と尋ねる時
A 私達の会社の書類ではない物(例えば戸籍謄本など)を送ってもらって、
会社に 「到着いたしました。」とお客さまに伝える時
B 取引先の企業から書類が送られてきて、それを返送し、
相手先に着いたかどうか 「到着いたしましたか?」と尋ねる時
@は正しく、Aは間違いだと思います。 Bはどうでしょうか。
正しい日本語とは何だろうかと分からなくなっています。
六法全書のように、細かい記載があるものでもあれば、
どんなに良いだろうかと思うのですがーーー。
六法全書があっても、法律門題は人により解釈が違って、だから裁判が長引くのですね。
辞書は参考にはなっても、普遍的なものではありません。
ですから、私にはとても規範になるようなお返事はできないのですが、
意見をお答えすると次のようになります。

ご質問にありました『いたす』ですが、 謙譲語の場合と、丁寧語の場合とありと思います。
謙譲語だとすると、 「公園をご案内いたしましょうか?」といった使い方が 考えられますが、
「書類が到着いたしました。」の場合は 丁寧語だと考えた方が私には無理なく思えます。
もし丁寧語だとするとお示しになった3例はどれも『いたす』を使っても
OK になるような気がします。



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