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助動詞関連いろいろ表記関連

待遇表現(5)
なかざわ
日 本
50
「存ずる」について教えて頂けますでしょうか。
以前、 「人に対しては:存じ上げる」
「モノ、現象等については:存ずる」
と教わったことがあります。
1.
2.
○○様のお名前はよく存じ上げております。
このバージョンでは対応出来ないということは存じております。
最近、上記2のパターンに、
「存じ上げる」を遣っている場面をよく見かけます。
私には、違和感があるのですが、どちらでも良いのでしょうか。
『存ずる』は『知る』『思う』の謙譲語です。
例文1.2.は、両方とも『知る』の謙譲語ですね。
『存ずる』で十分謙譲していますから、
『存じ上げる』は、人及び人関連に対して使うのが良いと私も思います。

ふぅ
日 本
49
所属会員に対し資料を送付する時の鑑の文書での言葉の使い方なのですが、
「・・・・を業務資料としてお送りいたします。
ご活用いただけますようお願いいたします。」
という表現はおかしいでしょうか?
「ご活用」の後に「いただけますようお願いいたします」が続くのは変ですか?
なんとなく変ではないかとの指摘を受けました。
「いただけますよう」は「いただきますよう」ではないかとも言われたのですが。
「ご活用くださるよう」とした場合には、
後に「お願いいたします」ではやっぱり変な気がします。
その辺の丁寧語と謙譲語と尊敬語の使い方について
正しいものを教えていただけたらと思います。
結論から言いますと、私はおかしくないと思います。
『もらう』の謙譲語を使って、『〜いただけますようお願いいたします』
『いただけますよう』と可能形を使うことで、
『もし、よろしかったら』という気持ちが入り、とても丁寧です。
「もう、帰らせていただけませんか。」というふうに、私たちは可能形を使っていますね。
『くれる』の尊敬語を使って、『〜くださるようお願いいたします』
あるいは、『〜くださいますようお願いいたします』としても良いと思います。

尊敬語、謙譲語の厄介なことは、尊敬語・謙譲語を使われた人がどう受け取るかです。
尊敬されているように感じてもらえなければ、意味がありませんものね。

スズキ
日 本
48
業者さんや、取引先の会社ではなくて、
商品をオーダーされてやり取りをしている方や、
何度もお問い合わせを頂いているお 客様に対して、
電話やメールでのお客様に対しての挨拶として、
(お世話になっております) というのは、おかしいのでしょうか?
初めて就職したとき(学校だったのですがー。)
事務の人が電話を受けて「お世話になっております。」と 言っているのを聞いたときは、
とても違和感を覚えました。
でもそれにも慣れてきたら、おかしいと思わなくなりました。
相手との関係によって違ってはくるのでしょうが、今は、おかしいと思いません。
むしろ、例えば手紙を書くときの『拝啓』とか『早々』とか『かしこ』のように、
決まった言い方なのではないかと思っています。

私自身は、会社に勤めた経験がないので、実は良くわかりません。
知人に聞いてみたところ、同じようなことを言っていました。

京 子
日 本
47
お代わり自由のコーヒーを飲んでいて、ウエイトレスさんに
「お代わりよかったですか?」と言われると、私はむっとします。
すすめている気持ちが感じられないからです。
皆様はどう思われるか、日本語調査に加えていただきたいと思います。
うーーーん。どうでしょう。
私は今まで、なんとも思わず過ごしてきました。
そう言えば、『た』は完了している動作・状態につくのですから、
「もう十分なのでしょう?」と聞いている感じがあるかもしれませんね。

日本語調査結果(96)]もご覧下さい。

露 峯
日 本
46
「お客様各位」というのは、間違いでしょうか?
ビジネス文書の坂井尚先生の本では間違いとなっているのですが?
各位というのは、皆様という意味ですから、
『お客様各位』というのは、意味が重なっていますね。
『会員各位』というのは、適当な使い方でしょう。
『お客様各位』はおかしいと言えばおかしいのですが、
多くの人がおかしいと感じなければ、それはそれで良いと思います。
間違いもみんなで間違えれば、正しくなります。

藤 田
日 本
45
お釣りを返すとき、お札と小銭を別々に返そうとする場合
「先に」をどちらで言えばいいのですか?
「先に7000円お返し致します」、「7000円先にお返し致します」
そうですねぇ。
どちらでも良いと思うのですが、
「先に7000円お返し致します。」の方が、私には感じがいいです。
なぜかというと、『先に』と始めに聞いた方が、
差し出されたお金が全額ではないと瞬間に思えるからです。

ゆきこ
日 本
44
先日、バイト先の友人が、お客様に、
「ミルクはご利用なさいますか?」 と言ったのを聞いて違和感を覚えました。
「ご利用になりますか?」だとしっくりきます。
「利用なさいますか?」ならまだましな気がします。
でも「ご利用なさいますか?」も間違いではない気がします。
個人の感じ方もあると思いますが、 正しい使い分けはあるのでしょうか?
「ご利用なさいますか?」にはなぜ違和感があるのでしょうか。
「利用する」の尊敬語、と一口にいっても、いろいろあるんですね。
    利用される/利用なさる/ご利用になる
中学校の文法書など見て自分なりに考えてみますと、
「利用する」の、「する」の部分のみを尊敬語にすると
「利用なさる」になるような気がします。
また、「利用する」全体を尊敬語にすると
「ご利用になる」というふうになるのでしょうか。
動詞の尊敬語は、3通りあります。
(1)(2)については、ここに書いてあります。
ですから、『利用される』『 ご利用になる』は、問題ありませんね。
(3)は、一部の動詞にだけあるものですが、例は次の通りです。
食べる
行く/いる
する


召し上がる
いらっしゃる
なさる
『利用する』の尊敬語は『ご利用になる』がよく聞く言葉なので、
『利用なさる』に、違和感を覚える人が多いように思います。

しかし、『する』の尊敬語が『なさる』だと学んだ日本語学習者さんから、
例えば『ご利用なさる』というという言い方が出てきます。
私は、『ご利用なさる』も『利用なさる』も間違いではないとしています。

次回の日本語調査で、皆さまのご意見を伺ってみたいと思っています。

韓 国
学習歴:7年
43
去年出版された宮部みゆきさんの小説「誰か」の中で出る文章です。
「うわぁ、ほんと優しい人なんですね。会長のお嬢さん。
杉村さん、大事にしなく ちゃ。」
「してるしてる。日曜日と月曜日は、一泊で箱根に行くことになってる。」
「あ-はいはい。ご馳走様です。いいなあ。箱根温泉か。
お金持ちはウラヤマシイで す。」
上の文章のなかで”ご馳走様です”の意味はどうですか。

日韓辞典に次のように書いてあるんです。
男女2人が仲がいい様子を見て、からかったり、
ちょっと皮肉を言ったりするときに「ご馳走様!」と言う。
この文章の前後を読んでみると、男性は結婚していて娘も一人いるんです。
部下の女 性との会話の中で出てきた話でした。
それで部下の女性が上司の生活について焼餅をしたり、
からかったりする場面ではないかと思うのですが、どうでしょうか。
「ご馳走様です。」は、何かを食べたり飲んだりした後、
あるいは、男女の関係をからかったりするとき以外は使いません。

仰るような状況では、「ご馳走様です。」とは言いません。

平 林
日 本
42
「送付ください。」 この言い方にひっかかりを感じるとした人がいたため、
会社の同僚間でミニ論議になりました。
ちなみに私も引っ掛かる派なんですが、 『送付(名詞)+ ください』 だと、
正しいのは「送付してください。」ではないだろうか
という話になりました。
まずこれが、どちらが正しいのかということも一つ疑問なのですが、
困った事に、これに『ご』がついたら正しい気がしてしまいます。
  × 送付ください
  ○ ご送付ください
どちらも『名詞 + ください』のはずなのに、
どうして後者は違和感を覚えないのでしょうか。
送付だけではなく、他にも例えば 記載(「記載ください。」「ご記載ください。」)、
適用(「適用ください。」「ご適用ください。」)等、
『ご』がつけば解決するような気がするものが多々あります。

  1. 「送付ください。」は誤りなのか
  2. なぜ『ご』がつくと正しい気がするのか (もしくは本当に正しいのか)
この 2 点について是非教えて下さい。
難しいところです。 これで良いんだ!という人も多いでしょう。
でも、私は違和感がある派です。

例えば「食べてください。」の尊敬語のひとつは、「お食べになってください。」です。
漢語動詞「送付してください。」の尊敬語は、「ご送付なさってください。」
短縮形になって「ご送付ください。」だと思います。

因みに「送付してください。」より 「ご送付ください。」の方が敬意が高いですね。

アイラ
日 本
41
「お客様の口座」という言い方についての質問です。
私は証券会社のコールセンターに勤務していますが、
以前から銀行では 「お口座」という言葉を聞いていたので、
深く考えることも無く使用していました。 ところが、
ビジネスでは「口座」に「お」をつけるのは間違いですと言われました。
確かに指摘されてみると多少違和感があるように感じまして、
試しに ネットで検索してみました。
ところが、あらゆる金融機関でこの言葉が使われて いました。
これだけ多数の金融機関が間違った言葉を使うものなのでしょうか?
間違いだとすると、例えば「お客様のお車」などという言い方は
間違いではないと思うのですが、
口座とは何が違うのでしょうか?物ではないからでしょうか?
『お』の付け方については、接尾語関連Q11にも書いてあります。

私は、ビジネス関連で働いたことがないので、よく分からないのですが、
私見ということで、お答えします。

私は『お客様の口座』は、すこしくどいように感じます。
『お客様』があるのですから、『お客様の口座』のほうが、すっきりしています。
ところが不思議なことに、『お客様のお車』はそれほど違和感がありません。
以前は、『お客様のお車』は、敬語が過剰だと思っていました。
でも、いつも聞いているうちに慣れてきて、違和感が減少しました。

ところが、『山田さんのお子さん』『部長のお子さん』という言い方ですが、
この場合は、目上の人であれば、私は『お子さん』と言います。
『お子様』とは言いたくないし、言っていないつもりですがーー。

話がそれましたが、単独で『お口座』という場合ですが、
これはこれで便利ではあります。
つまり『お』がつくことで、相手が私の口座のことを言っているのだと分かります。
銀行口座の場合など、話者の口座なら『口座』、相手方の口座なら『お口座』で区別できます。
とはいえ、思い違いがあってはならないビジネスの世界です。
『当社の口座』『お客様の口座』というでしょうね。

ビジネスのことは分からないのですが、『お』ついて違和感があるかないかは、
多分に個人的であり、慣れであるように思います。
かつてカタカナ語に『お』をつけるのはおかしいと、問題になったとこがあったようですが、
カタカナ語も日本語として市民権を得たものは、
『お』がついた場合の違和感が薄れてきていますね。

しかし実際問題として、『お客様のお口座』に 慣れてしまっていれば、
『お客様の口座』と言われたとき、 敬意が足りないと不満に思ったりするものです。
仮に『お客様の口座』が正しいとしても、
正しければ良い、というわけにいかないところが 待遇表現の難しいところです。

日本語調査結果(84)]もご覧下さい。



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