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助詞関連(21)
ごままる
日 本
210
先日、象あざらしが深海まで潜れることについて会話していた時に
何気なく放った自分の言い回しについて気になっております。

>そもそもなんでそこまで潜る必要があるんだろう。
"深海だと天敵がいないから安心して狩れるのかな。"

この""内の表現に関して、疑問を表す「〜のかな」は、
「安心して狩れる」にだけかかるのか、
「深海だと天敵がいないから」も含めてかかるのか、
あるいはどちらの解釈も可能なのかについて教えて頂きたいです。

真意としては、深海に本当に天敵がいないかどうかは知らないので、
そこも含めて疑問を投げかけたつもりでしたが、
捉えようによっては「深海に天敵がいない」というのを知識としてもっていて、
それを前提とした上で、「安心して狩れるかどうか」についてだけ
疑問に思っているようにも読めるかなあと。。。
なのでこういう場合、文法的に厳密な定義があるのかどうかを知りたいのです。
文法的に厳密な定義はないように思います。
つまり、どちらに取るかは、聞いた人によると思います。

ただ、最初に聞いた言葉にインパクトが強いので、
話者が『深海だと天敵がいないこと』を知っていると受け取る人が多いでしょうね。

和 尚
日 本
209
日本語を教え始めて2年目の男性(日本人)です。

おたずねします。飲食店で注文する際に、
「何にしますか」 「そばにします」
「何をたのみますか」 「そばをたのみます」

する→「に」  たのむ→「を」   「を」は対象の「を」だと思います。
する→「に」を使うのが上手く説明できません。
何をしますか→だと、行動みたいになります。

お忙しいところ、よろしくお願います。

○○にする』は、ある人(あるいは自分)の意志で何かを決めるとき/選択するときに
使う文形だと覚えてもらうと良いと思います。
○○』に決める事柄が入ります。
少し紛らわしいかもしれませんが、この場合『する』は自動詞です。

おっしゃる通り、「何をしますか。」だと『する』は他動詞です。
「そばをたのみます。」の『たのむ』も他動詞です。
日本語の自動詞・他動詞を導入しておくと、この先、説明に役に立つこともあるかと思います。


中 国
日本語歴:5年
208
『ば たら』を使った2つの文について、質問があります。

『住めば都』と『住まば都』の違いは何でしょうか。
いつも耳にするのですが、『よかったら』と『よろしければ』のニュアンスは同じですか。
『住まば都』という言い方は間違いです。
『よかったら』は目下の人、同等の人に使い、『よろしければ』は目上の人に使うのが良いでしょう。

中 国
日本語歴:5年
207
今日本向けの商売(貿易会社)で働いてます。仕事で日本語をよく使ってます。
日本語は学校で半年くらい学びました。そこから自分で本を読んだり、
日本語学習のサイトを見たりするようにしています。

  質問の説明
「と ば たら なら」の使い方について私が知ってる限りでは下記のようになります。
間違ってるところがあるかもしれません。ご指摘ください。
また、私が書いた以外の使い方があるでしょうか。

お酒を飲むと 顔が赤くなります。
1. と: Bはマイナスやよいことが来る。AをしたらBが必ず起きる。
「お酒を飲むと 顔が赤くなります。」
2. ば: Bはプラスのことが来る。AはBの結果や目的が欲しいからAをする。
「お酒を飲めば 顔が赤くなります。」
3. たら: Aの動作が終わってからBをする。
「来たら 電話してね。」
4. なら: Aの動作をする前にまずBをする。
「来るのなら 電話してね。」

よく勉強なさっていて、質問も纏まっていますが、
『Bはマイナスやよいことが来る。』『Bはプラスのことが来る。』は、違うと思います。
『と ば たら なら』の使い方は、他にもあるにはありますが、代表的な使い方と例文を
石さんの纏めに加えてみました。

1. と: (1) AをしたらBが必ず起きる
「お酒を飲むと 顔が赤くなります。」
「春になると 桜が咲きます。」
「山田さんに会うと いつもけんかになります。」

(2) あることが起こると次のことが起こる。
「家に帰ると すぐテレビをつけます。」
「あの交差点を右に曲がると 郵便局が見えます。」
「町を歩いていると カッコいいカフェがありました。」
2. ば: (1) ABの結果や目的が欲しいからAをする。
「(もし)急げば 間に合うよ。」
「(もし)この薬を飲めば 風邪は治ります。」
「(もし)お金があれば 旅行に行けるのに。」
(2) 『と』を『ば』に置き替え可能
「お酒を飲めば 顔が赤くなります。」
「春になれば 桜が咲きます。」
「山田さんと会えば いつもけんかになります。」
3. たら: (1) Aの動作が終わってからBをする。

「着いたら 電話してね。」
「宿題が終わったら 遊びに行きます。」
「ご飯を食べたら 歯を磨きなさい。」

(2) 『ば』を『たら』に置き替え可能

「(もし)急いだら 電車に間に合うよ。」
「(もし)この薬を飲んだら 風邪は治ります。」
「(もし)お金があったら 旅行に行けるのに。」

4. なら: (1) Aの動作をする前にまずBをする。
「来るなら 電話してね。」
「部屋を出るなら 灯を消して。」
「旅行するなら まず貯金をしないと。」
(2) 事実でないことを想定する。
「走ったなら 電車に間にあったのに。」
「この薬を飲んだなら すぐに風邪が治ったのに。」
「もし空を飛べるなら すぐあなたのところへ行けるのに。」


裕美子
日 本
206
当方、スペイン在住しており日本語を教えています。
今回教えていただきたいことがあります。

「私は学校へは行きません。」と、
「私は学校へ行きません。」は、どう違いますか。

最初の文は主語が学校で次は私が主語でしょうか。
答えていただければありがたいです。
副助詞『は』に注目してください。

「私は学校へは行きません。」と言われたら、「では、どこへ行くの?」と聞きたくなります。

つまり、例えば
「私は学校へ行かないけれど、学習塾へ行きます。」のように
『学校へ行かないこと』以外のなんらかの情報が暗に含まれます。

「私は学校へ行きません。」は、
『学校へ行かないこと』しか伝えていません。
どちらの文も主語は『私』です。

りんご
日 本
205
私は学生です。
学校のテストで疑問に思った箇所があったので教えて下さい。

例)高齢者「に」熱中症が多い
     高齢者「で」熱中症が多い

この場合、正解不正解はあるのでしょうか。
ちなみにテストの問題文では下の表記でした。

ひ回答お願いします。

テストの問題文にあったとなると「困ったなぁ。」と思いますが、私の意見でお答えします。

文型としては、[~『に』~『が』多い/少ない]となります。

  *高齢者『に』熱中症が多い。
「で」を使うと、更なる説明を加えることができます。
     *高齢者『で』エアコンが嫌いな人『に』熱中症が多い。

TWA
日本語歴:31年
インドネシア
204

1986年に日本語を勉強して初めて、1991年から今まで日本語を教えております。

つぎの問題があります。
「来年 (       )二十歳になります」
その (       ) に何も入れなくても良いとよく読みますが、
助詞「は」入れてもできるでしょうか。
「は」を入れられれば、上記とどう違うのでしょうか。

あるサイトには その(は)が入ったら、
「別の時」を表す言葉が入った文がくるとよみましたが....
そのサイトにはこう書いてあります。

(1) 明日は公園に行きます。
(2) 明日も公園に行きます。この場合「別の時」を表す文がきます。
「も」の場合は必ず前に来ますが、「は」場合は前後どちらでもありえます。

(1a) 今日はデパートに行きました。あしたは公園に行きます。
(1b) あさって学校に行きます。明日は公園に行きます。
(2a) 今日公園に行きました。明日も公園に行きます。
「も」は前の文章と同じ行為をする時です。
「は」は「に」と同じで、強調の意味です。
「前(後)の文とは『行為』違う」と言う意味での強調です。

その説明を読むと、わたしは(は)を入れないほうがより正しいと思います。
本当は私が申し上げた質問は、学生に (    )に要る場合は
助詞を、要らない場合は(X) 記入させますが,.... 樹さんはどう思うのでしょうか。

結論から言いますと、私は助詞の穴埋め試験で「来年(は)二十歳になります」も正解にします。
「来年(は)二十歳になります」は、『来年』を強調していると考えるからです。
『は』の用法として、『取り立て』『強調』等がありますが、
日本語の文法学者はたくさんいて、それぞれの考えをお持ちです。
学者の数だけ文法論があるとも言われています。
でも、違ってみえる説明も根底は同じだということもあるように思います。

私が試験問題を作る場合は、何らかの状況を示す文と共に、穴埋め問題を作ります。
「明日は公園に行きます」のような1文だけの問題は作りません。

「明日公園に行きます」と言えば、文字通りの情報しか与えていません。
でも「明日は公園に行きます」と言えば、「今日は公園に行かなかったのだろう」とか、
「明後日はどうなのだろうか」とかの言外の情報を与えるということを、
授業の中で、しっかり教えるようにしています。

medaka
日 本
203
ウェノベルを読む外国人の友達からの質問に答えられなくて困っています。

「さっきの光景が完全に脳裏に焼き付いている。しばらくは夢に見そうな光景で、
思いだすだけで鳥肌が立つのに、そんなところに行きたくない」

上の文中で、「思いだすだけで鳥肌が立つのに、そんなところに行きたくない」
という部分はおかしくはないか、と訊かれました。

逆説であれば、「思いだすだけで鳥肌が立つのに、そこに行きたくなる」となるはずだと。
正しくは「...ので(から)、そんなところに行きたくない」ではないか、と。

私自身は自然な「のに」の文だと思っていましたが、
前半部分を変えずに「そんなところに行きたくない/そこに行きたくなる」と
方意味が通るのはおかしいのかもと思います。
大辞林には「②逆説的な意味がほとんどなく、
ただ二つの事柄をつらねて言い表す場合に用いられることもある」とありましたが、
用例が古かったのでこれだと言い切る自信もありません。
「思い出すだけで鳥肌が立つのに、そんなところに行きたくない」は、
普段の会話では使っているように思いますが、文章として見ると、違和感があります。
原因・理由の『から』『ので』を使えば、違和感がありません。

『のに』を使うときは、前節と後節に『食い違い』があるのが自然だと思います。
『思い出すだけで鳥肌が立つ』『行きたくない』には食い違いがありません。

例えば、
「思い出すだけで鳥肌が立つのに、そんなところに行かなければならない」
だと食い違いがはっきりします。

Haruka
 日 本
202
日本に留学しているアメリカ人の友人に質問されて、うまく返事ができませんでした。
「警察官の父親が、~」と「父親の警察官が、~」と、意味の違いはありますか。
うまく説明できるように、教えてください。
私達日本人は、あまり区別しないで使っているように思います。
でも、細かく言えば違いがあります。
(1)「警察官の父親が、~」
   『警察官である父親』つまり『警察官=父親』の場合と『警察官と父親は親子関係』の場合があります。
   このどちらであるかは、文脈から判断しなければ」なりません。
(2)「父親の警察官が、~」
   『父親である警察官』つまり『父親=警察官』となります。

  更に細かく言うと、(1)では『父親』に、(2)では『警察官』に重きを置いている場合が多いでしょう。。

横山栄人
 日 本
201
中国語を勉強しておりまして、時折中国の方とメール等もしております。
先日、その中国の方からの質問で、
「周辺部族からの攻撃を被って、民衆が苦しかった。」
という文章が送られてきまして、この「が」がちょっとシックリ来なくて、
「民衆が苦しんでいた。」または、「民衆は苦しかった。」
の方がいいのではないかと伝えると、
「何故だ?何故苦しかったの前は(が)ではいけないのか?」ということになり、
色々とそれについての文章も読みましたが、
今一つどの説明もシックリ来ないのです。
これは、いったいどのように説明したら良いと思われますか?
または「民衆が苦しかった。」は、正しい解答だと思われますか?
ご教示のほどよろしくお願いいたします。
『は』と『が』、難しいですね。

周辺部族からの攻撃を被って、誰が苦しかったですか?」
「民衆が苦しかったです」という文脈ならOKだと思います。

(1) 私が博物館に行きました。
(2) 私は博物館に行きました。 この2文はどこが違うでしょうか。
(1) で重点を置くのは『私』で、(2) で重点を置くのは『博物館に行きました』です。

こう考えると、前後の文脈がない場合は、重点を置くのは『苦しかった』だと思われますから、
『は』のほうが自然だと私は考えます。


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