【名詞関連助詞関連リスト形容詞関連】【発音関連】【接辞関連】【動詞関連】【待遇表現】【副詞関連文の構成
助動詞関連いろいろ表記関連

助詞関連(1)
ロ コ
日 本
10
私はろう学校の教員です。
今年は言葉の指導とくに助詞について小学生段階の子ども達に
簡単に分かるような説明ができるようにしよう!と思いました。
そこで、助詞のテストをしてみたのですが、
かなり上達しているお子さん(10歳ぐらい)でも『〜を たたく』の絵を見て
助詞を「に」か「を」か迷っています。
@樹さんはどのようにおしえられますか?
A外国人に対する日本語教育のテキストで
 聴覚障害児への日本ご指導として参考になるものを教えて下さい。
聴覚障害児への言葉の指導は、未知の世界ですので、お役に立てるかどうか分かりません。
でも、外国から来た子供たち・成人への日本語指導という観点から@に関しお答えしますね。
お尋ねの助詞は格助詞ですね。

格助詞というものですが、私は日本語教師の訓練を受けるまでは、
『名詞に付くモノ』という観念でいたように思います。
格助詞が『名詞に付くモノ』であることに間違いはないのですが、
指導者は、『動詞によって決まるモノ』という考えを持つことも大切かと思います。
「テレビ見る。」「映画見る。」「漫画見る。」「絵見る。」
のように『見る』には『を』を使います。
同じように、『たたく』には『を』を使うと教えてはどうでしょうか。
もちろん、子供たちに格助詞などという言葉を使う必要はありません。

Aですが、これもお役にたてるかどうか分かりませんが、
外国から来た子供たちに日本語を教えるときのための、
使いやすい教科書が出版されていますので、ご紹介します。
『ひろこさんの たのしい にほんご』 本冊1800円(税別)
      著者:根本牧 屋代瑛子 出版社:凡人社


中学生B
日 本
9
『の』は、格助詞じゃないのですか。
参考書では、格助詞だったような記憶があります。
格助詞のときと、そうでないときと、あると思います。
『私の本』の『の』は、格助詞ではないという説を、私は採用しています。
英語の文法は、主格、所有格、目的格という表現を使います。
この考え方からいうと、『の』は所有格だということになりますが、
英語の文法と日本語の文法は切り離して考えた方が良いでしょう。
格助詞って、いったい何なのだと考えて見ると、分かってくるものがあるように思います。
『私の好きな本』の場合は、『好きだ』という述語の主語になっていますから、これは格助詞です。
連体修飾の形をとると、『が』が『の』にかわることがありますね。
その場合は、格助詞だと言えるでしょう。
学校文法では、『の』は全て格助詞だとしているようです。
.
チ ン
中 国(?)
日本語歴:不明
8
私は留学生です。がとはの区別がぜんぜんできないので、教えて下さい。
『が』と『は』は、難しいですよねぇ。私もこの際、しっかり考えてみます。

『が』は格助詞、『は』は係助詞で、働き方が違います。
『○○が』はいつも主語ですが、『○○は』はいつも主語とは限りません。

格助詞とは何でしょうか?諸説ありますが、私の考えです。
例えば『貰う』という動詞ですが、動詞として働くためには、
[山田さんが][田中さんに][リンゴを]貰いました。
のように、三つの句(必須補語とも呼ばれます)が必要です。
『買う』の場合、
[加藤さんが][料理の本を]買いました。
二つの句(必須補語)が必要です。
動詞が動詞として働くために必要な句(必須補語)を作る助詞が『格助詞』です。
『が』は、主語・述語の関係にある述語のみに影響を与えます
『が』の文について考えると、大切なことは、『が』の前にきます。
例文:駅前にスーパーができました。(大切なのは、スーパー)

一方、係助詞はいろいろな語について、後に出てくる述語や解説部分に影響を与えます。
その結果、『は』の文で大切はことは、『は』の後にきます。
例文:駅前にできたのは、スーパーです。(大切なのはスーパー)
格助詞 『が』『を』『に』『と』『へ』『より』『から』『で』『にて』等
係助詞 『は』『も』『しか』『こそ』『ぞ』『か』等
私が以前疑問に思ったことなのですが、
「彼がテレビを見ます。」の『が』が格助詞ならば、
「彼はテレビを見ます。」の『は』も格助詞ではないかということ。
それについては、こういう説明ができると思います。
『は』には、格助詞『が』を包み込む性質がある。
『は』は、饅頭の皮のようなもので、『が』はアンコ。
『は』にも格助詞的性質が実はあるのです。

まいまい
日 本
7
外国人の友人から「メールはありがとう」と返信されて来たのですが、
「は」だと変ですよね。

昨日はメールをありがとう。
昨日のメールはありがとう。
昨日はありがとう。
メールはありがとう。
の違いを上手く説明することができません。

「ありがとう」を「ありがたい」にすると「は」でもいいと思うのですが。
ありがとうは形容詞になるのでしょうか?
どうぞ宜しくお願いします。
助詞は難しいですよね。正直に言いますと、私も苦手なんです。
でも考えてみました。
まず『は』ですけど、次の2文を考えてみましょう。
(1)「林檎が好きです。」     (2)「林檎は好きです。」
(1)は、林檎が好きだという事実だけを言っています。
ところが(2)は、「林檎は好きだけど他の果物は嫌い。」と言外に言っています。
つまり『は』は、使い方によってはプラスアルファーの意味を付加する力があるのです。
日本語指導するとき、『は』の用法の一つで『対比』として教えますね。

「メールはありがとう」ですけど、本来は「メールをありがとう。」です。
『を』を『は』に置き換えることにより、「メールは嬉しかったけど、内容は嬉しくなかったよ。」
とでもいう感じになってしまうのです。
ですから、実際問題こういう言い方はないと考えていいですね。

他方、「昨日はありがとう。」ですけど、「昨日はお世話になり、ありがとう。」です。
この場合の『は』は、『主題』を表す本来の用法ですから、問題ないのではないのでしょうか。

『〜は、ありがたい』ですけど、どんな例文があるのでしょうか。
「プレゼントはありがたいですけど、お酒ではありがたくなかったですよ。
せっかくならお金がいいな。」なんてーー。となるとこれも『対比』になるのでしょうか。
この場合は、『〜が、ありがたい』の『が』が、『は』に変わったということですね。

以上は、日本語を考察してみたということで、
日本語学習者さんのレベルによっては理解して貰うのは難しいかもしれませんね。
その場合は、
「メールはありがとう。」は間違いで、「メールをありがとう。」が正しいと言ったらどうでしょうか。

そのあと、「今日はありがとう。」も間違いですかと聞かれたら
「メールを送ってくれて、ありがとう。」→「メールをありがとう。」
「今日はお世話になって、ありがとう。」→「今日はありがとう。」
の違いだと説明したらどうでしょうか。

特殊なケースは除外して、シンプルに説明したほうがいいですね。

KIMI
日 本
6
私、レストランでウエイトレスのバイトしているんですけど、
気になってしかたないことがあるんです。
お客さまで、注文するとき、「これいいです。」と言う人がいるんですよぉ。
「これでいいです。」というのは、本当は気に入らないけれど
我慢するっていう感じがしますよね。
お金がもったいないから、不満だけどこれにするっていうことなんでしょうか。
せっかく注文するんだから、「これいいです。」と言ってほしいですね。
いくらお客さまでも、失礼ですよ。
そうですねぇ。どういうときに、「これいいです。」っていうんでしょうね。
考えて見ました。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)

(6)
メニューを見て、食べたいものがないけれど、我慢して注文する。
本当に食べたいものは高すぎるので、安いもので我慢して注文する、
本当はたくさん食べたいけれど、ダイエットしているから、控えめに注文する。
病気があって、食べたいものが食べられないから、我慢して注文する。
本当はもっと高価なものが食べられる金銭的余裕はあるけれど、
今日は控えておくと、少し見栄を張っている。
同席の人が高価な注文をしたけれど、自分は安価な料理を注文する。
まだ、あるんでしょうか。
いずれにしても、せっかくなんですから、「これいいです。」という気持で注文したいですね。
私も気をつけます。

映画『たそがれ清兵衛』で、清兵衛に想いをよせる朋江が、兄から「清兵衛の嫁にならないか。」
と聞かれ、「清兵衛さまのところなら、行ってもいい。」と答えたという。
幕末の頃、この表現が慎ましいけれどはっきりした意志表示だったのですね。
こういうこともあるのかと感じ入りました。

中 国
日本語歴:1年
5
『テレビ見る』『納豆食べる』のように、動作の対象を表す助詞は、
『を』だと習いました。
でも、「私はテレビみたいです。」「私は納豆食べたいです。」のように
『を』が『が』に変わります。
このとき、「私はテレビみたいです。」「私は納豆食べたいです。」
にすると、間違いなのですか。

もし、間違いでないなら、全てを入れ替えても問題ないのですか。
意見が分かれるところなのでしょうが、私は、「私はテレビみたいです。」
「私は納豆食べたいです。」もOKだとしています。
伝統的日本語では、使う場合とを使う場合とが共存していたと
聞いたことがあります。

私は日本語を教えるとき、教科書に従って、『テレビを見る』と指導し、
次ぎに「私はテレビ見たいです。」と、に変わると教えます。
「私はテレビみたいです。」という『はが構文』がしっかり定着した後、
もし、「私はテレビみたいです。」も良いですかと聞かれたら、
両方ともOKだと答えます。

『〜たい』という文で、
を入れ替えて全てOKかというとそうとは限りません。
入れ替えて、どちらもOKだと感じられる場合と
入れ替えると、なんとなく違和感がある場合もあります。
『どちらもOKだ』という場合と『入れ替えて違和感がある』場合とでは
どう違うのかということになりますが、
それは先人がそう使ってきたからだとお考え下さい。

言語の文法は数学の公式等とは違って、
100%適応できるものは、むしろ少ないように思います。

日本語調査結果(80)]もご覧下さい。

Chihiro
日 本
4
What is the difference between kouen de sanposuru and kouen o sanposuru?
『公園散歩する』場合、狭い同じ場所をぐるぐる回っている感じがあります。
ですから、普通こういう言い方はしません。
『〜で』のあとに動作動詞が来る場合、『〜』はその動作をする場所を表します。
『公園遊ぶ』『公園サッカーをする』『公園ご飯を食べる』のようになります。

『空飛ぶ』『店の前通る』『橋渡る』
こちらは、通過する場所を表しています。『を』は、通過点の『を』と呼ばれています。
『公園散歩する』は、広い公園をあっちからこっちへと歩いているというような感じがします。
普通は、「私、毎朝公園散歩します。」というふうに『を』を使うでしょうね。

RIH
日 本
3
(例文)「これだけは食べない。」
この文は『〜ない』だから否定文で『食べない』というイミですよね?
しかしこの文はどうでしょうか?
「これしか食べない。」
この場合も同じく「〜ない」なのに否定じゃなく「食べる」というイミですよね?
おそらく(あくまでも私の推理)『〜だけ』『〜しか』に違いが出ているのかと
思うのですが、いかがなものでしょう?
おっしゃるとおりだと思います。
問題は、「これしか食べない。」のほうですね。
「これ以外は食べない。」ということから、「これだけ食べる。」の意味になっているのでしょう。
それで、調べてみたところ、
『しか』は、『然』から転じたもので、常に否定的な意味を持つ語と呼応して、
特定の事柄だけを取り上げて他を全く否定する、という記述がありました。
多分諸説あると思うのですが、「これ以外のものは、全く食べない。」
と考えて良いように思います。

マイケル
アメリカ
日本語歴:1年
2
スーパーで買い物してお金を払うとき、「1000円からオアズカリシマス。」と
言われます。この『から』ですけど、『を』の間違いじゃないですか。
「1000円から800円をいただきます。」というべきところ、「1000円からいただきます。」に省略。
そして、『動詞関連Q2』に書いてありますが、「とりあえずオアズカリシマス。」という気持ちが混じって、
「1000円からオアズカリシマス。」になったのでは?
「〜をいただきます。」よりも「〜からオアズカリシマス。」の方が、柔らかい感じがするんでしょうか。

知人から聞いたお話です。

「千円からお預かりします。」 「コーヒーのほう、おかわりはよろしかったでしょう か。」
「〜から」「〜ほう」「よろしかったでしょうか。」はバイト語と呼ばれるようです。
若者流の一種の丁寧語と分析する人もいます。あっという間に広がったみたい。
耳ざわりと言う人は40代以上で増えているとか。
お釣りがいらないように出したら「ちょうどから〜」と言われた人もあるとか。

わかば
日 本
1
メールを貰ったとき、「こんにちは。」と「こんにちわ。」とあるんですけど、
どちらが正しいのですか。
「こんにちは。」が正しいとされています。
「今日は、良いお天気ですね。」「私は、学生です。」という場合の『は』の用法と同じなんですね。
「コーヒーが飲みたいわ。」という終助詞の用法との混同で、「こんにちわ。」となるのです。
「こんにちは。」が正しいとされていますが、この場合の『は』に本来の意味はなくなっているので、
「こんにちわ。」にすべきだという言語学者もおられます。
何年か経つと「こんにちわ。」になるかもしれません。  
日本語調査結果(12)]もご覧下さい。


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