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助動詞関連いろいろ表記関連

動詞関連(5)
日本語教育では、五段活用動詞をTグループ、一段活用動詞をUグループ、
『くる』『する』をVグループと呼ぶことがあります。
mafanafa
日 本
50
先日生徒の一人から
「知っています」と「わかります」の違いを質問されたのですが、
「知っている」は知識として持っている。
「わかる」というのは理解していることだ。
と言う風に説明しました。
そうすると彼女が以前友人に道を聞いた時に何か目印になる建物、
「○○大学」だったとして、「○○大学、どこにあるかわかる?」と聞かれ
彼女としてはその大学の場所を知識として知っているので、
「知ってるよ」と答えたそうですが、
「わかる」だよ、と友達に(日本人)訂正されたそうです。
考えてみると自分も両方使っていると思うのですが、
知っているの方が正しいような気もします。
両方正しいならなぜなのか理由を教えていただけますでしょうか。
『知る』『分かる』は、教えるときに嫌な動詞です。
『知る』に関しては、この下の『動詞関連Q49』をご覧下さい。
『知っています』と対比させるなら『分かっています』のはずなのに、
『知っています』と『分かります』で考えますね。
「分かっていますか?」と聞くと 相手に対して難詰しているような響きがあるからでしょう。

「○○大学、どこにあるか知ってる?」 「知ってるよ。」
「○○大学、どこにあるかわかる?」 「わかるよ。」
『わかる』を使っても『知っている』を使ってもOKのように思います。

『彼女』が訂正された理由は、質問されたのと同じ動詞で答えるのが基本だという意識が
訂正した人にあったからかもしれません。

『知っている』は、『知識がある』というのが主な意味です。
『わかる』は、『理解する/理解している』という意味の他に
『はっきりと明らかになる/はっきりと明らかになっている』の意味もあります。
このご質問の『わかる』の意味は、後者ではないでしょうか。

ゆ う
日 本
49
動詞の活用のことでお聞きしたいのですが、

知っていますか?  知りません。

上の会話では、〔て形+います〕で質問するのに対し、
なぜ「知っていません」で答えてはいけないんでしょうか?
実際には、「知っていません。」という言い方が結構使われているように思いますが、
「知っていますか。」「いいえ、知っていません。」は、NGですね。
どうして「知りません。」と答えなければならないか?というご質問ですが、
私としては、『知る』という動詞の特殊性だとしか、今のところお答えしようがありません。

『知る』は、他動詞です。
他動詞の『〜ている』形は、現在進行中の動作になります。
他動詞で状態を表そうと思えば、『〜てある』形を使います。
この規則に従えば、『知っている』は、『知りつつある』という意味になります。
しかも、『知ってある』という言い方はせず、『知っている』が、状態を表しています。

『知る』は他動詞なのに自動詞的意味合いが強いので、
その結果の混乱ではないかと思うのですがーーーー。

戸 次
日 本
48
「〜ておく」は、
 @事前に準備すること、
 Aそのままの状態で放置しておくこと
の2つの意味だと思っていたのですが、
「彼にそう言っておく」という表現は
どちらにもあてはまらないような気がします。
「彼にそう言います」との違いも わかりません。
何かよいアドバイスはありませんでしょうか?
『〜ておく』には、『当座の処置』という3番目の意味があります。
「彼にそう言っておく。」は、この3番目に当たります。

会話は、前後関係などによって意味が違ってくるので、なんとも言えないのですがーー。
「彼にそう言います。」は、 言う意思は感じられてもいつのことか分かりません。
「彼にそう言っておきます。」は、 暗黙の期日があるという感じがします。
と、私は思うのですが、どうでしょうか。

NAKO
日 本
47
実は、個人宅の英会話教室へ通っているのですが、 先日授業中に、
英語の先生(イギリスの方)から
「『わかる』と『わかった』の違いってなんですか?」と聞かれました
私は「『わかる』は現在形で、『わかった』は過去形。」と答えたところ、
他の生徒の人が「それは違うんじゃない?」と言い出し、
結局ちゃんと説明をするこ とが できませんでした。
普段、何気なく使っている言葉ですが、
改めて聞かれると答えられませんでした。
私なりに本で調べても、この2つの違いについて、載っていませんでした。
私自身ずっと気になっているので、
おわかりでしたら是非教えて頂きたいと思っおり ます。
ご質問の内容は、二つあると思います
(1) 日本語の時制について
日本語の時制は、英語と違って現在・過去・未来で考えるのではありせん。
Q&Aコーナー→動詞関連→Q17をごらんください。
(2) 『わかる』という動詞の用法について
『わかる』と『わかった』の具体的な使用例をお示しいただいていないので、
どうお答えしてよいか分からないのですが、次のように考えてみました。
比較1
A: 私の話、わかりますか。 話は継続している。
B: はい、わかります。 今までのところは、分かった。
これからも分かるだろう。
A: 私の話、わかりましたか。 話は終わった。
B: はい、わかりました。 話が分かった。
比較2
あなたの話はわかります。
でもーーー。
まだ、相手の話は継続している。
途中で反論しようとしている。
あるいは、もう終わったと感じていが、
柔らかく反論しようとしている。
あなたの話はわかりました。
でもーーー。
相手の話はもう聞かない。
あるいは、もう終わったと感じている。
これから反論しようとしている。
比較3
この参考書よくわかります。 参考書の性能
この参考書よくわかりました。 自分の経験

比較2に関しては、話し合った人との間で、微妙な違いがありました。
用法としては、まだ他にあるかもしれません。

tamori club
日 本
46
国語辞典で引くと「及ぼす」はありますが「及ばす」という言葉はありません。
しかし「及ばす」と使っている人がたくさんいます。
使い方は「及ぼす」と同じ 感じがします。
「及ばす」とは間違った日本語なのでしょうか?教えてください。
間違っているかいないかは、何を基準にするかで違ってきます。
間違いもみんなで間違えれば正しくなるのが言語ですから
間違っているかいないかを断言することは難しいことです。

でも、この件に関しては、こう考えることはできます。
『及ぼす』は他動詞です。
ペアになる自動詞は『及ぶ』で、 『及ぶ』の使役形は、『及ばせる』です。
『oyobas(er)u』の『er』が省略されたものが『及ばす』です。
『er』が抜けて短くなることはよくあることです。
使役形は他動詞ですから、
『及ぼす』と同じ意味で『及ばす』を使うことはありえることだと思いますが、
『及ばす』は辞書には出ないことも納得が行きます。

自動詞・他動詞ですが、例を挙げると次のようになります。
他動詞:
自動詞:
ドアを開ける。
ドアが開く。
猫を外に出す。
猫が外に出る。

keimei
日 本
45
テレビを見ていたら、アナウンサーが「○○選手が優勝をしました。」、
また、電車に乗っていたら、車内放送で「××に停車をいたします。」
と言っていました。
私は、どちらも『を』がいらないと思うのですが、どうでしょうか。
まず、動詞関連Q36をご覧下さい。

私も「優勝をしました。」には違和感があります。
「優勝しました。」が良いと思います。

次ぎに「停車いたします。」と「停車をいたします。」の違いですが、
例えば「次は、菊名に停車いたします。」だと自然な感じがします。
ところが、「停車をいたします。」というと、
普段停まらないところで、臨時に、あるいは、急な事故などで『停まる』という感じがします。
通常の運行なら、「停車いたします。」が良いように思います。

ゆ う
日 本
44
日本語を教えていて思ったのですが、
日本語文法ではいくつ動詞 の活用形を教えているんですか?
「ます形」「辞書形」といった類はいくつあるので しょうか?
動詞の変化形を暗記し、使わなくてはいけないのですか?
そう考えると日本語の動詞はものすごく大変なもののように感じます。
樹さんは生徒たちに丸暗記をさせているんですか?
読まない ない形
読みます ます形
読む 辞書形
読むな 否定命令形
読め 命令形
読んで て形
読んだ た形
読もう 意向形
読める(読めます) 可能形
読まれる(読まれます) 受身形
読ませる(読ませます) 使役
読ませられる(読ませられます) 受身使役形
これくらいかなぁ。
何か落としているものがあるでしょうか。
学校文法の『読むとき』『読めば』を
入れてもいいですね。

丸暗記というと大変ですが、
覚えるというか、考えずに出るように
なるのが理想です。

学習者さんの様子を見て
負担になりすぎない範囲でやっています。

kamei
日 本
43
「見える」と「見られる」の違いを例文を出して説明しようとしていて
わからなくなりました。教えて下さい。
『見える』は、『見る』の自動詞で、『見られる』は『見る』の可能形です。
『見える』を可能形だと勘違いしやすいので、気をつけなければなりませんね。
ここから富士山が見えます。
忙しいので、テレビが見られません。
(自動詞)
(可能形)

Jay
日 本
42
「息子に駅まで車で送らせた」という文ですが、
どうして「送られた」にならないのか?という疑問です。
わたしの生徒に対する答えは、
「主語は父か母で、立場は主語が上です。上から指示したので使役です。」
でも生徒から「受身は他者から受けた行為だから、
送る行為を受けたのではないですか?」と言われました。
(誤)息子に駅まで車で送られた と言ったら迷惑な感じがでてきますよね。
もちろんこれは 非文ですが…。
(正)息子に殴られた いいですよね。立場の問題ではないようです。
意味から考えるしかないのでしょうか?
「息子に車で送られた。」という文は、必ずしも非文ではありません。
「本当は歩きたかったのに、息子に強くすすめられて車に乗った。」
といった状況ならどうでしょうか。

使役文と受身文の違いはいろいろな面がありますが、そのひとつは次の通りです。
使役文は、主体あるいは主語の意志表すものである。
受身文は、主体あるいは主語に意志はない。

そこに注目すると、使いわけが見えてくるのではないでしょうか。

Jay
日 本
41
「みんなの日本語」49課の読み物に
大江健三郎 の「子どもに教えられた事」があります。
生徒から この「教えられた」は
受身動詞ですか?尊敬動詞ですか? という質問が出ました。
わたしは受身だと思うのですが 違うのでしょうか?
自分の考えですが、この場合は「他者から受けた行為」の 受身でしょうか?
それで、もし、そうなら、ちょっと矛盾する ことが出てきます。
「子どもに教えてもらった事」とどうして言わないのか? という疑問です。
「〜てもらう」は自分の希望がある時なので、
この場合は 気づかされたということだから、ということでしょうか?
どのように説明すれば良いでしょうか?
特に『迷惑の受身』でなくても、
一般に受身形は、迷惑の要素が入ることが多いと私は考えています。
「友達から本を送ってもらった。」
「友達から本を送られた。」
(嬉しい!感謝!)
(欲しくなかったのにーー。少し迷惑!)

ですが、おっしゃる通り、この『教えられた』の場合は、迷惑感はなくて、
『気づかされた』という意味で、『意外な感じ』がありますね。
親から見れば子供というのは、 「何かを教えてくれることを期待できる存在ではない。」
ということが心の底にあるから、『〜てもらう』という表現を使うことは少ないのでしょうね。
実際には、子供から学ぶことが多くてもです。


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