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助動詞関連いろいろ表記関連

動詞関連(4)
日本語教育では、五段活用動詞をTグループ、一段活用動詞をUグループ、
『くる』『する』をVグループと呼ぶことがあります。
Jay
日 本
40
 「〜てしまう」の文型は動詞に制限がありますか?
例えば A:
B:
どうして遅刻したんですか?
用事があってしまったんです。
これはうちの生徒の誤用です。
思うに、「〜てしまう」は強調もしくは後悔などの気持ちのとき 使うので、
「急用ができてしまって…」はOKということで いいのでしょうか?
状態を表す動詞には、補助動詞『〜てしまう』はつかないと思うのです。
存在を表す『います/あります』は『状態』を表していて、『〜てしまう』がつきません。
注意するべき点としては、 同じ『います』でも下記の2文では意味が違うということです。
  屋根の上に人がいました。(いてしまいました NG)
  私はこの会社に5年もいました。(いてしまいました OK)
「急用ができてしまって…。」はOKですね。

動詞で状態を表現しようとすると、補助動詞『〜ています/〜てあります』をプラスします。
補助動詞『〜ています/〜てあります』がついている場合は、
補助動詞『〜てしまう』が、更に付くことはありませんね。
学習者さんに、ここまで説明しない方が良いかとも思いますけれど。

韓 国
学習歴:7年
39
本を読んでいるところで質問があります。
*「全く変な天気ですね。うんざりしちまいますね。」
この「うんざりしちまいますね」という文章がわかりません。
文法的にはどうなっているかということです。意味はわかると思いますが。
『〜しちまいます』は、江戸っ子が好んで使う東京方言で、
『〜してしまいます』の短縮形です。
現代ではあまり使われていないように思いますが、落語の中ではよく耳にします。

Hiroe
日 本
38
1、ここにいます/いました。
2、ここで遊んでいます/いました。
これらのいます/いましたは両方ともおなじ ”居る”という単語なのか
それとも2番は違うものなのでしょうか?
そして、ここに、と ここで と助詞が異なるのに気がつきました。
これも 関係しているのでしょうか?
1の『います』は本動詞で、2の『います』は補助動詞です。
補助動詞の『います』は、前にくる本動詞によって用法が違います。
ここは、日本語指導で押さえなければならないポイントの一つです。

1の本動詞は『います』で、[場所+に+あります/います]という文型になり、
2の本動詞は『遊びます』で、[場所+で+動作動詞]という文型になります。

本動詞という言葉は、私が補助動詞という言葉に対比させるために勝手に使っているんです。

り ん
日 本
37
*私は友達があります。
この「あります」とは、どのようなときに、使われますか?
「あります」の意味が分かりません。
*私には友達がいます。 「に」が入ると「います」だと思います。
その違いも説明が出来ず分かりません。
人・動物が存在するとき『います』を使い、
人・動物意外が存在するとき『あります』を使います。

例外として人が存在することを初めて述べる場合は 『あります』も使います。
例:「私には妹が3人あります。」
もちろん、「私には妹が3人います。」もOKです。

『います』の用法の例外としては、
例:駅前にタクシーはいますか。
タクシーは機械ですけど、すぐ動ける状態にある場合、
つまり運転手さんが乗っている場合は『います』を使います。

ア ン
日 本
36
日本語の「〜をする」と「〜する」では意味に違いがあるのでしょうか?
サ行変格活用動詞「旅行する」と「旅行をする」というこの2つの文は
私は「〜を」がはいるほうは、文章に使われ、
助詞が入らないほうは口語で使われていると考えています。
新聞などに目を通すとサ変動詞がよく使われているので
どちらともはきりしません。
普段どのように使い分けていますか?
漢語に『する』がついて、他動詞になるものと自動詞になるものとありますね。
『する』そのものが、自動詞であるときと、他動詞であるときとあります。
通過する、発生する、死亡する 等は、自動詞です。
他動詞になるものは、2種類あります。
○○する ○○をする 料理する、寄付する、勉強する
○○する ××を○○する 廃棄する、棄権する、紛失する
ここで議論するのは、他動詞の1番ですね。
正直に言いますと、特に使い分けはせず、思いついた方を話したり書いたりしています。
でも、『勉強する』『料理する』の方が使用頻度が高いかな。
日本語指導の場でも、「どちらを使っても構わない。」と言っています。

日本語調査結果78]もご覧下さい。

one one
日 本
35
会計の際に、「○○円になります。」とよく言っていますが、
な ぜ、「なります。」というのですか?
また「○○円です。」、「○○円でございます。」は
お客様に対してつかうのにどちらが適 当ですか?
動詞関連16]をまずご覧下さい。
この問題と同じかな?と最初思ったのですが、でも少し違うように思えてきました。
本来「〜になります。」という言い方は、変化の結果を表すものです。
ですから、計算して総計を出して、消費税を加えると、
「○○円になります。」となるのではないでしょうか。

私個人としては、「○○円いただきます。」「○○円でございます。」
と言われた方が気分が良いように思います。
「○○円からお預かりします。」は論外です。

日本語調査結果72]もご覧下さい。

鳩派植留
日 本
34
「ちゃった」の関東での意味を教えてくださ い。
「してしまった」と似ていますが、違いもありますか。
20ほど年前に引っ越してきたときの
東京生 まれAさんとの会話を思い出しました。

















「ちゃった」とは完了の意味ですか。
完了のほかに後悔の意味もあります。
う っかり友達の分まで「全部食べちゃった。ご めんなさい。」など。
そうすると「それも食べちゃってくださ い」とは、
相手に食べるようすすめておきな がら、
後悔をうながす言い方ですね。
「・・・」
そうではないとすると、もう片付けるの で(もう帰るので)、
はやく食べてください、 と完了を臭わせ、
はやく食べるよう催促して いるのですか。
「・・・」
どうでもいいような質問ですが、どなたか、 お助けくだされ!
「食べちゃってください」とは、何者ぢゃ! そもそも「ちゃった」の正体は?
け ん
不明
31
〜してしまいました、といういい方は後悔の気持ちを表しているのですか?
『〜しちゃった』は、『〜してしまった』のくだけた口語形で、補助動詞としての意味は同じです。
意味は、鳩派植留さんとAさんの会話にある通りだと思います。
主な意味は、失敗/後悔、完了です。

山 ア
日 本
33
メダルを争う、と、メダルを競う、はどっちも言いますね。
<争う>と<競う>は同じように使われ、同じように受身も作れるのに、
<争う>は他動詞で、<競う>は自動詞だ。
広辞苑にもそう書いてあります。
もちろん、共通に使えない場合もあることは知っています。
例えば、開発を競うとは言うが、開発を争うとはいわないとか・・。
どうして<競う>が自動詞なんでしょう。
これは、と思うような解答が思い浮かびません。

メダル争い、とは言うけど、メダル競い、とは言わないなぁ・・・・
そのへんにヒントがあるのかなぁ・・・と、とつおいつしてます。
樹さんのご意見、聞かせてください。
もし、日本語指導の現場で「『競う』は、自動詞ですか?他動詞ですか?」と聞かれたら、
私は「他動詞です。」と答えます。
同時に、辞書というものは、著者の考えにのっとったもので、普遍のものではないとも話します。
辞書を読み比べてみると、微妙に違うものです。
比較的古い日本語を重視する辞書もあれば、最新の日本語を重視する辞書もあります。
広辞苑は、伝統もあり信頼度の高い辞書ではありますが、
それでも広辞苑だけに頼るのは、問題があると日本語学習者さんに話します。

本屋さんに行って、最新版の国語辞書を片っ端からチェックすれば、
きっと『競う』を他動詞にしている辞書、あるいは『自動詞でもあり他動詞でもある』
としている辞書があるはずです。立ち読みは、本屋さんに失礼ですけど。

ここからは私見になりますが、
たぶん『競う』は、かつては『を格』つまり『〜を』をとらなかったのだと思います。
ところが似た意味の『〜を争う』という言葉の影響を受けて、
『〜を競う』も使われるようになってきたのではないでしょうか。
でも、よく分かりません。

山アさんから、次の報告をいただきました。

家の近所のあまり大きくない書店 でしたが、数種の国語辞典がありました。
新明解(三省堂)は、他動詞、旺文社の国語辞典は自・他、
岩波国語辞典(第6版)は自動詞でした。

鳩派植留
日 本
32
アンケート調査などで、「〜を評価するか評価しないか」などと質問し、
評価する30%、 評価しない30%、などとする一方で、
「事 故調査報告書をどう評価するか」がこれからの課題である、
などという従来通りの使い方 もあります。

もともと「判断」や「評価」などは、その行 為の位置づけを示唆するだけで、
程度や度合 いの意味範囲までは含まれず、どのような判 断(評価)か、
を前後で補足するのが普通だ と思います。

「すばやい判断」「判断間違い」 「高く評価している」「評価基準」など。
「評価しない」とは、高く評価するか低く評 価するか、を考える以前の、
「一考の価値さ えない立場」や「評価するのを拒否する」立場とも
とらえられるのです。

私には 「高く評価している」の意味で「評価している」とは
決して言えませんが、新聞テレビでも平気で使っています。
皆 さんはどうでしょうか。
私は、今までこの件について考えたことがありません。
でも、今考えてみると、
『評価する』は、『評価という行為をする』と『高く評価する』、
『評価しない』は『評価という行為をしない』と『低く評価する』のそれぞれ二通りを
使い分けているように思います。
でも一般的にはどうなんでしょうか。

日本語調査結果65]もご覧下さい。

Fujiwara
日 本
31
「〜に応じ」と、「〜に応じて」はどう違うのか、と 聞かれました。
ほかにも、「〜につれ」と「〜につれて」など、どんどん出てきます。
どうしたらよいのでしょう!

同じです。話すときは、「て」をつけた方が自然です。??
『〜に応じ』『〜につれ』は、動詞の連用形(ます形)ですから、
例えば「ご依頼に応じ、ご回答します。」という具合に、動詞につないでOKです。

『〜に応じて』『〜につれて』は『て形』で、 『て形』は動詞の連用形+『て』(接続助詞)です。
ですから、「ご依頼に応じて、ご回答します。」という文もOKです。

「では、どちらも違いがないのですか。」と学習者さんに聞かれた場合、
「て形を使った方が、文を繋ぐ力が強い。」と、私は答えています。


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